いろんな道具を使った天体観測(もりもり)

どうも皆さんこんにちはこんばんは。

最近ラジオを始めたことを琴春に言ったら割とすぐに公式LINEで拡散されましたもりもりです。(いや全然嫌とかじゃないですからね笑)

ホームページでは"天体観測入門ラジオ"なんていう恐れ多い名前が付いてるわけですが、実際は私もりもりが色んな話や知識を好き勝手話して整理するという趣旨の放送ですので、まぁ温かい耳で聞いてくださいませ(*^^*)

(気になること質問があればレターから送っていただけるとご回答いたします!)

 

天体観測初心者ラジオ

 

そのうち琴春にも出演していただきますので、星宿のことでも聞きたいことありましたらそちらもお気軽にレターからお送りくださいませ。

 

いろんな道具を使った天体観測

 

天体観測って一言で言っても様々な形、方法があると思います。

初めて天体観測される方が考えたり思うことって「とりあえず暗いところへ行って星を見る」だったり「なんか望遠鏡で星を見る」って感じで結構ぼやっとしてる部分も多いのではないかなぁ

 

ということで

 

今回は代表的な(まぁ私が経験したことある)観測方法の紹介と、それぞれどんな楽しみ方をするのか!っていう珍しく実用的な初心者コラムにしてみようと思います笑

 

観測の形態は非常に多く細分化されると思いますので今回は「道具(光学)別」に紹介してみようかと。

ちなみに今回は写真は最後の1枚だけにして全部イラスト屋さんのイラストを入れ込んでます。

はじめは全部写真用意してたんですけどね。

やっぱり初めて見る感動体験を大切にしていただきたいので...

 

それでは行ってみましょう!

「いわゆる何もなし」

これは一番実行しやすく、まぁ誰でもできる星の観測方法かと思います。

特徴というとなんと言っても全くお金がかからない

これにつきるのではないでしょうか。

 

とりあえずぼーっと星を眺めてもよし、誰か詳しい人のお話を聞きながら星座に思いを馳せてもよし、スマホや紙の星座早見を見ながら星座を追っていくもよし。

道具がない分触るものもないので気兼ねなく美味しいご飯やお菓子を食べてもよし。

 

道具を出すのがめんどくさい(贅沢)
お金がない
何もしたくない

そんな方々にはピッタリの観測方法だと思います。

 

望遠鏡を使ってみる(眼視)


ひとえに望遠鏡を使って、、といっても種類もサイズも様々。

ここでは初心者の方々が比較的はじめに見る機会の多い小型屈折望遠鏡(口径60-80mmとかの)を想定してお話します。

(淡い星雲星団は?シリウスの伴星は?とか言っている猛者はこんな記事読む必要ないと思いますので笑)

 

皆さん

「望遠鏡で星を見る」

って言うとどんなものが見えると想像しますか?

銀河?星雲?天の川?...

実は望遠鏡できれいに観測できる対象って結構限られるんですよね^^;

まぁこれが見えんあれが見えんとネガティブなこと言っても面白くないというか悲しいだけなので、こんなのが見えるよーきれいだよーっていうのをご紹介。

 

 

まずはお月さま!

目で見てもきれいですが、望遠鏡で見るとまた違った美しさに目を奪われ、月ハンターなる人も生まれるとかそうでないとか...

個人的には観望会を行う際は必ず月が出てるときにします。

理由は簡単。

 

曇ってても月なら見える確率高いから!

 

満ち欠けによって様々な表情を見せてくれる天体

「星見に来たのに月なんて...」なんて言わず、月も星だしきっと一回見ればまた違ったお月さまが見たくなるはず!

 

 

続いては各種惑星!

わかりやすくすごい?奴らの代表としては木星土星

 

もーね。

この2つには何回助けられてきたか...笑

 

集光力が低く、倍率をそこまで上げることができない小口径望遠鏡でもしっかりその輪郭から模様まで観測することができます。

みなさんが思うよりもちっちゃくしか見えませんが、やはり写真でなく実際空に上っている天体を自身の目で見る感動は大きいものです。(天王星海王星は普通は見えませんが...)

 

 

比較的大きめ(明るめ)な星雲星団

オリオン大星雲とかアンドロメダ銀河とか小口径では少しパッとしない見え方(個人的)ですが、星じゃない何かが見える(あくまで見え方として)ってなんだかドキドキしませんか?

ドキドキしたあなた。ようこそ望遠鏡沼へ...笑

 

注意?してほしいのは望遠鏡って買ってすぐ使えるものではありません。

組み立てから分解(撤収)まで暗い中現地でできるか。

見たい対象をしっかり導入できるか。

しっかり明るいうちに練習をしておくことが望遠鏡での天体観測で大切になります。

 

一人では心配、望遠鏡悩んじゃうというそこのあなた。

星宿には(口径が)小さい子から(収納面で)小さい子までぼちぼち望遠鏡が揃っております。

扱いに慣れている人もいますので、ぜひ触ってみたい!練習してみたい!という方は公式LINEやもりもりまでご連絡ください。

 

 

望遠鏡を使ってみる(電子観測)

電子観測ってなんぞや?

って方も多いと思います。

簡単に言うと、望遠鏡の覗く部分に専用のカメラを取り付けてモニター越しに星を見よーという観測方法になります。

メリットとしては

光を蓄積することが苦手な人の目と違って、カメラはそれらに長けているため、淡い対象もバッチリ見ることができる!

まぁ最後の1行だけ覚えておくとよいかと笑

 

道具を揃えるのはめっちゃ大変でお金もかかるし、いきなりは扱いも難しいしとなかなかとっつきにくい観測方法ですが、暗めな星雲星団までなかなかきれいに見ることができます。

「いや。写真見てる、ネットで画像見るんと変わらんやん!」

って思う方もいるかとは思いますが、これが意外とというかめっちゃ面白くてハマるかもしれませんよ笑

 

唯一星宿で現状(R3年3月頭)用意できていない観測方法ですが、近いうちできるようになるはずなので、続報をご期待ください。

 

 

 

双眼鏡を使ってみる(個人的には一番オススメ)


天体観測でなにか道具を揃えてみるってなると多くの方が思いつくのは「望遠鏡」

まぁ私の敬愛するBUMP OF CHICKENさんも言ってますもんね。

「見えないものを見ようとして、望遠鏡を覗き込んだ」と。(意図する意味は絶対違いますが^^;)

 

まぁそんな望遠鏡ですが

先程も述べましたとおり、初心者の方がいきなり扱うのも購入するのも、そして現実問題運搬もなかなかというかめっちゃハードル高いと思うのです。

 

そこで紹介しますは「双眼鏡」

とりあえずKenkoさんとかが出してる数千円の双眼鏡とかで良いのではないかと思います。

もちろんそんな大雑把なこと言ってると

「これは見え味が悪い!!」
「収差がすごくて気持ち悪くなる!!」

とか言われそうですけど、それが気になるならお高いのを買えばええんです。

まずは入り口に立って見てみる。そこからハマれば好きなの買えばいいと思うんです。はい

 

双眼鏡のスペックの見方としては
だいたいのものが

「数字」×「数字」
ex) 8×42

という感じで書かれてる物が多いです。

前の数字が「倍率(何倍)」
後ろの数字が「口径(mm)」

 

おすすめとしては大きく分けて2つ

「7か8倍ぐらいの倍率で口径が42-50ぐらい」

または

「2.1か3倍で口径が42-50」

 

まぁ後者はほぼ製品が同定されてしまいますが、倍率が低いので広く星空、星座を楽しむにはめっちゃ良いと思います。

1万円ぐらいしてしまいますが、個人的には初心者の方々に一番オススメ。

 

前者は天体観測ではかなりポピュラーなもので、星座から大きい(明るい)星雲星団まで幅広く観測可能。

扱いに少しだけ練習が必要ですがすぐ覚えれますし、適当に流すだけ(特に天の川とか最高)でもすっごく楽しめますので、ぜひ天体観測でなにか買ってみたい、少しだけレベルアップしてみたいという方は双眼鏡も考えてみてはいかがでしょうか。

もちろんこちらもご用意しておりますので、イベントの際琴春かもりもりにでもお声がけくださればお貸しします。

 

まとめ

ざっとこんなものですかね。

どんな方法があるか把握、知っていれば余計な散財をせずに楽しめますので参考にしていただければと...(過去の自分に言いたい笑)

 

各方法のもう少し細かい理由や説明なんかも少しずつコラムにできればと思いますので、そこら編もご期待しつつ気長にお待ち下さい。

イベントで聞いてくれれば喜んでご説明しますがね(・∀・)

 

それでは今回もありがとうございました。
また次回お会いしましょう。

 


*去年のベストショット我らが猪名川天文台

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