こんにちは、やまだです。
最近カメラストラップを新しくしました。かき氷柄🍧です。
これから写真関係の記事を書いていきます。
初回は、こんな感じの星空写真が初心者でも簡単に撮れるかもしれない方法の紹介をします。
難しいことは(今回は)書かずに、見て真似したらいいだけになっているはずなので、身構えずに最後まで読んでほしいです。
1 .持ち物
星空の写真を撮るときに必要なものは多くないです。
必ずいるものと、あったら便利なものにわけて、箇条書きにしました。
出かける前にこれを見てチェックできるようになっています。
持ち物チェックリスト
□ カメラ
□ レンズ
□ 三脚
□ SDカード
□ カメラのバッテリー
□ ライト
□ ミルクティー、お菓子
□ レリーズ
□ レンズヒーター
□ 赤道儀
□ 防寒着
ひとつひとつ、どんなのがいいか見ていきます。
・カメラ
デジタル一眼レフ(DSLR)カメラであれば、だいたいなんでも大丈夫な気がします。(古すぎるとつらい)
今はスマホでもきれいに撮れるらしいです。知らんけど。
上の写真は、このカメラを使っています☜
同じメーカーのを買っていただくととても教えやすいです。
いつも以上にやさしくなります。
・レンズ
カメラと一緒に買ったやつで大丈夫です。
広角のレンズ(焦点距離が短い)があると、広く撮れます。
上の写真は、このレンズを使っています。☜
安くて広く撮れておすすめです。オートフォーカスはありません。
レンズはほんとうにたくさん種類があって、こだわり始めるときりがなく、沼にはまってしまいます。
・三脚
カメラとレンズを支えてくれる耐荷重があれば、なんでもいいとおもいます。
ただ、耐荷重はわりと余裕をもったほうがよくて、機材重量の2倍程度は最低ほしいです。
材質は、カーボン製だと軽くて持ち運びやすくて振動も少なくて冷たくなりにくくておすすめです。高いけど。
・SDカード
なるべく容量のおおきいものがあると安心です。書き込み速度とかも気にしよう。
出かけるときに忘れがちなものランキング堂々の第一位。
・バッテリー
出かけるときに忘れがちなものランキング、僅差で第二位
夜は寒いので、思っている以上に早く使えなくなります。予備バッテリーは買い占めよう。
・ライト
赤色のものがあればベスト、白色でもOKです。どちらもあるのが最高。
詳細はもりもりさんのコラムを見てください。
・ミルクティー、お菓子
星を撮るのは長期戦です。
雲が出てきたりしたら、ひたすら待つことになります。
なので、食べ物飲み物は必須です。好きなものを好きなだけ買っていきましょう。
ミルクティーとアルフォートを買ってきてくれると、やまだが喜びます。
こんなんなんぼあってもいいですからね。
・レリーズ
シャッターボタンを押すときの手振れを防ぐために使う人もいます。
あったら楽だけど、カメラの機能で代用可です。(あとで説明します)
上記写真では使っていません(なくしたので)。
・レンズヒーター+モバイルバッテリー
冬に長時間撮るならレンズの曇り止めとして必要です。
でも拭けばいいのよきっと。
上記写真では使っていません(春なので)。
・赤道儀
星を追いかけてくれる賢いやつです。
こだわり始めてから検討したらいいと思います。
上記写真では使っていません(PENTAXなので)。
赤道儀については下記コラムご参照ください。
赤道儀は最初に丁寧に設定する必要がありますが、PENTAXでは面倒な設定なしに、ある程度追尾してくれることができます。(追加機材が必要な場合あり)
・防寒着
カメラや三脚はすぐに冷たくなります。
快適に撮るためには手袋とか大事です。
2 .前日までにする準備
持ち物を揃えたら、前日までにしておくべき準備をします。
やっておかないと悲惨なことになります。
といっても3個だけなので、すぐおわるとおもいます。
・カメラのバッテリー充電
充電がなくなってしまうと寂しくなります。
しっかり充電しておきましょう(過充電には注意)。
・カメラを三脚にとりつける練習
1回でいいので明るいところで練習しておきましょう。
本番は真っ暗な中でとりつけなければいけないので、おもっているより難しいです。
・この記事の内容をイメトレ
復習は大事です。
復習をおろそかにすると、いい大人になれませんよ。
3 .撮る場所についてからすること
撮りたい場所をみつけたら、下記の順番でやっていけばなんとなく撮れます。
写真にはそれぞれ自分の好みがあるとおもうので、個々人の好みにあわせて設定など変えていってください。
・三脚とカメラを設置
三脚を広げ、カメラを設置します。
このとき、いちばん気をつけてほしいのが三脚の向きです。
三脚には脚が3本あります(当然)が、そのうちの1本はカメラのレンズと同じ方向にむけてください。
カメラ+レンズの重心はレンズ側にあることがおおいです。
三脚がたおれて悲惨な事故にならないよう、お気を付けください。
・ピント合わせ
ピントを合わせるのはもうある程度きまった手順なので、覚えてもらえれば。。
- カメラをMF(Manual Focus)にする。
- 空にある明るい星(≠撮りたい星)をみつけて、それにレンズを向ける。
- LV(Live view)撮影に切り替える。
- さっきの星がモニターの中央付近になるようにがんばる
- 星を拡大する。
- レンズのピントリングをまわして、星がいちばん小さくなるところを探す
- その位置で、マスキングテープなどで固定する(慣れてきたらいらないかも)
この手順をふめば星にピントが合うはずです。
いちどピントを合わせたら、ほかの星を撮るときもそのままでだいじょうぶです。
・撮る方向を決める
自分の撮りたいところをすきなように撮ってください。
星座の見つけ方は諸先生方にきいてください。
オリオン座だけならまかせてください。6割くらいの確率で正解します。
・カメラの設定をする
撮影時の設定をします。
明るさや色合い、撮影方法などを設定していきます。
アルファベットで箇条書きしますが、Aから順番にやる必要はないです。
また、この設定項目の細かい意味などは今後紹介できたらなーっておもいます。
(A) 絞り(F値)
一番明るい(f値が低い)設定にする。
トップ写真はf/2.8。
(B) ISO感度
カメラの性能によりけりだけど、少し高めに設定します。(3200とか)
PENTAX K-70、KP、K-1なら800~6400くらいの範囲で設定するとよいかも。
トップ写真は6400。
(C) シャッタースピード
星が流れないように撮るには長くしすぎないこと。地球はおもったより自転しています。
星が流れないように撮る目安のシャッタースピードがあります。
レンズの焦点距離(35mm換算)をx [mm]とすると、シャッタースピードSS [sec]を、
SS < 500 / x
になるように時間を設定すると、星が流れずに撮れます。
上の写真であれば、焦点距離は14mm、カメラのセンサーはAPS-Cなので
500/(14*1.5)=23.8
となり、23秒以下が望ましいです。
あくまで目安ですし、短ければ短いほどよいです。
トップ写真は15sec
(D) ホワイトバランス
この項目をかえると、青っぽい写真になったりオレンジっぽい写真になったりします。
これは好みの問題なので、じぶんのすきな色味をみつけて設定してください。
トップ写真は3400Kくらい。(たぶん)
参考までに、同じ写真で色温度を変えてみました。
⇩WB 3500Kの参考写真
⇩WB 5000Kの参考写真
⇩WB 6500Kの参考写真
(E) セルフタイマー
セルフタイマーにすることで、シャッターボタンを押すときの手振れを防止します。
レリーズを使うのであればこの設定は必要ありません。
(F) 手振れ補正
手振れ補正はOFFにしておいてください。ONのままだとぶれます。
上記のA~Fを参考に設定して撮ってみて、その写真をみて明るさとか変えていけばいい写真がとれるとおもいます。
カメラによって設定の値はかわってくるので、ここだけがんばってください。
4.おわりに
これを読んで、11月のハチ北ですんごい写真をたくさん撮りましょう!
わからないことがあれば、カメラをもっているひとに話しかけちゃいましょう。
しらないひとに話しかけるのが怖ければ、かき氷柄のストラップを探してみてください。
5.次回予告
・明るさ設定の詳細解説
・神奈川のおいしいラーメン紹介
・具体的な機材の紹介(おすすめ)(PENTAX)
6.宣伝
星宿の非公式活動のなかに写真部があります。
写真部ではオンラインで現像の練習したり、日中に写真を撮りに行ったりしていますので、写真はじめたよーって人、撮ってるけど入ってないよーって方のなかで興味ある方は、やまだまでご連絡をおねがいしまーす。