こんにちは!
今年はやはりBIGBOSS効果でしょうか?日本ハムファイターズの話題をよく聞きますね!
関西天文サークル星宿のHIDAです^^
コラム第21回目になります。
余談
BIGBOSS
BIGBOSS効果だけでも話題性強いのにここにきて「キツネダンス」のバズり効果も加わりパ・リーグの首位は日ハムかな?と勘違いするほどです・・・・
実は最下位なのに(;^_^A
ファイターズガールズを置いといて乃木坂ちゃんが音楽番組でキツネダンスを披露してました。
ファイターズファンには申し訳ねぇですが筆者は大いに満足です^p^
このコラムの読者年齢層どのくらいなのでしょうね?
皆さんBIGBOSSこと新庄剛志の現役時代とかご存じなのでしょうか?
私は一応新庄選手が阪神タイガースで活躍していた頃を見ていましたし、プロ野球選手になりたくて野球漬けだった時期でしたねー
現役時代も阪神を盛り上げていましたから、関西在住でタイガースファンの人などにとっては正にスター選手だったと思います。
そんな活躍していた選手が今監督をやっているのを見るとなかなか感慨深いものです(*´ノ旦`*)ズズー
今の12球団だと巨人の原監督以外は全員現役を見ていた選手になっていますね
なんにしてもプロ野球界が盛り上がるのは良きことです!
年齢は20代がコア層かな??
エリアは意外と幅広く北海道から沖縄の人まで読んでくれていたりします!
星のことを調べたら野球のことを語られた皆さんすいません!!
目次からスキップもできますので...!!
まだまだ余談は続きます!
BBQ懇親会
さて、話は変わりまして先日星宿の非公式な企画としてBBQ懇親会を開催させていただきました。
実はこの企画3年目?にしてようやく実った企画なのです( ;∀;)
過去コロナの影響を受けまして人数が集まらなかったり、感染拡大で中止を余儀なくされたり。
苦節を味わい、苦渋をなめてきたこの期間・・・
とにかく開催できてよかったなーと、しみじみ思っています。
なぜかわからないですがBBQって好きなのですよ笑
夏と言えば!という感じもありますし。
今回は初参加の方も含めて14人も参加してくれました!ありがとうございます!
久しぶりの懇親会も兼ねていたので楽しんでもらえてたら何よりです。
初参加の方に聞いてみるといきなり夜の星観測よりもまずは空気感を味わえる懇親会に参加する方が気が楽というようなことも言われていました。
これ、実は別の懇親会したときも初参加の方言われていたのですよね。
確かになーと納得させられる部分もあり、今後も機会見て懇親会は企画していきたいなと思いました。
今回のBBQは「大蔵海岸ZAZAZA」で実施しました。
筆者は友人の結婚祝いや会社の懇親会で何度もここを利用しているのですがBBQ場もおしゃれで個人的にとても気に入っています!
興味ある方はぜひ利用してみてください^^
関西天文サークル星宿の懇親会。雰囲気を少しでも感じてもらえたら幸いです。
╰( ^o^)╮-=ニ=一=三 【閑話休題】 三=一=ヽ(・ω・ヽ*) キャッチ!!
宇宙塵(うちゅうじん)またの名を星間塵(せいかんじん)
さて今回の記事ですが従来通りNASAが出しているハッブルサイトの記事からです。
今まではハッブル宇宙望遠鏡の功績をメインに記事を書いていたのですが、今回はNASAとESA(欧州宇宙機関)の合同調査による成果記事となっております。
タイトルは
「NEW IMAGES USING DATA FROM RETIRED TELESCOPES REVEAL HIDDEN FEATURES」
=「廃止された望遠鏡のデータを使用した新しい画像は、隠されていた性質を明らかにした」
(June 16, 2022 1:15PM (EDT) Release ID: 2022-027)
今回焦点が当てられているのは宇宙に存在する塵こと宇宙塵(うちゅうじん)(=またの名を星間塵(せいかんじん))
に関してです。
塵と聞いて興味を失った方!
気持ちはわかります!わかりますが研究と探求とはそういうものです。
一般の人にとっては興味がわかないものでもその性質を解明していくと見えていなかったものが見えてくるのです。
謎の多い宇宙にとってはたとえ塵でも貴重な情報源となるのです。
そもそも宇宙塵(星間塵)とはなんなのか?
「宇宙塵」
星と星の間に存在する物質(星間物質)の一種で宇宙空間に分布する1mm以下の粒子と言われています。
これは星の内部で作られ超新星爆発で死にゆくときにガスとして宇宙空間にまき散らされます。この宇宙塵、実は宇宙空間に放出されている星の光の半分以上を吸収しているのです。
また光を吸収するだけでなく地球のような「惑星」を形成するのに不可欠な「重化学元素(炭素・酸素・鉄など)」も塵の中に閉じ込めてしまいます。
なんかこれだけでも特にメリットのある存在には聞こえませんよね?
ですが研究者にとっては逆に「塵を理解すれば宇宙を理解できるんじゃないか!?」との発想に行きつくのです(;^_^A
記事に戻りましょう。
先にも述べましたが今回の成果物における観測は2009年から2013年まで運用されていたESA(欧州宇宙機関)の「ハーシェル宇宙天文台」と、同様にESAの引退されたプランク天文台、そしてこちらも引退したNASAの赤外線天文衛星(IRAS)及び宇宙背景探査機(COBE)が残したデータを組み合わせることで解明されました。
引退後も優秀なデータを残してくれていたのですね。
そもそもハーシェル宇宙天文台は宇宙に存在する天文台でいわゆる宇宙望遠鏡です。
[ハーシェル宇宙天文台] (https://ja.wikipedia.org/wiki/ハーシェル宇宙天文台)
ハーシェルはそれ単体でも優秀な性能を持っており高解像度な画像を提供し研究者に多くの情報を出していましたがその設計構造から特に銀河の外側の領域の観測で光を検出できないことがありました。
なぜでしょうか?
そこにガスと塵があったからです。
先述した通り宇宙塵は光を吸収します。
ハーシェルの観測では光の最大30%は塵に吸収され捉えることができなかったとされています。
優秀な望遠鏡でも難敵はいるのです。
ここで研究者はハーシェルが捉えられるデータをどのように理解したものか、と苦労しました。
そこで考えられたのがプランク天文台、赤外線天文衛星(IRAS)及び宇宙背景探査機(COBE)が残したデータとの組み合わせなのです。
この4つの機体のデータから組み合わせられた画像とはどのようなものなのでしょうか?
画像は天の川銀河に程近いところ(300万光年以内)に存在する4つの銀河を対象に組み上げられました。
以下の4つです。
①アンドロメダ銀河
②さんかく座銀河
③大マゼラン雲
④小マゼラン雲
③と④は星雲のように聞こえますがその実態は矮小銀河(わいしょう銀河)です。
矮小銀河:数十億個以下の恒星からなる小さな銀河
実際に画像を見てみましょう。
有名なアンドロメダ銀河ですら本とかで見かける一般的な写真とは色が異なりますね?
これは遠赤外線含む各物質の波長光を捉えている写真です。
一番多く見えている赤色は宇宙で最も一般的な元素である水素ガスを表しています。
一方でうっすら見えている緑や青色の部分は水素以外の重元素を含んだ塵を表しており、緑は低温、青は高温と温度差も見えているのです。
さて、ここからこの記事が伝えたいことに関して少し難しいかもしれませんが結論を記載しています。
自然界の多くの重元素(炭素、酸素、鉄など)はこの宇宙塵にくっつく可能性が分かっており、それらのくっつき方によって光を吸収する方法が変わります。
これはすなわち見え方が変わるということです。
天文学者にとってはこの見え方の違いこそ、星形成などのイベントを確認する指標になると考えているのです。
先の写真で具体的に説明しますね。
↓の画像、赤色の部分は水素であると伝えました。
中央付近、まるで泡のようにボコボコと黒い穴が開きその周辺が若干緑のように見えます。
これは生まれたばかりの星による激しい風が周囲の塵やガスを吹き飛ばすことで黒い穴のように見え、その結果として周囲に積み重なった冷たい塵の存在が緑色で示されています。
一方で青色で示されている場所は星が形成されている場所であり、様々なプロセスによって加熱された温かい塵の存在を示しています。
と、和訳しましたが、実際は逆説なのかもしれないですね。
緑色に見えている→冷たい!→星が生まれているんだ!
といった感じに。
要はこの銀河に存在する塵の観測は非常に動的(何かしら現象を表している)であることを示していると締めくくられています。
これは有効な成果であるとしてアメリカ天文学会の会合で取り上げられているほどでした。
以上が今回のコラムとなります。
小さな研究の積み重ねがいつか世間を驚かせるような発見につながるのかもしれないですね。
コラムを書く度にNASAの記事を解読するのですが、存外面白いものです。
何を言っているのかさっぱりわからない記事もありますが、パズルのように解いていきながら伝えようとしていることがなんとなく理解できれば興味も強くなります。
そういう意味では過去コラム含め若干の解読ミスはあるかもしれませんが。。。。そこは見逃してください^p^
英和訳の仕事って興味はないけど大変そうだな~と感じながらコラムを毎回書いています( ´∀` )
ではまた次回( ´Д`)ノ~バイバイ