ハッブルが捉えた最新土星(HIDA)

どうもHIDAです。

最近は残業規制のしわ寄せにあい、帰宅時間が早くなったので久しぶりにドラマをリアタイしようとしています。

今期は「私の家政婦ナギサさん」と「アンサングシンデレラ」を。

先日の「やまとなでしこ」再放送見れなかったのつら~( ;∀;)

さてさて今年はなかなか星宿活動ができていませんね。

先日も星宿主と休みに晴れたらゲリラ観測やるかと話していたのにいざ当日になると雨、追い打ちでコロナ拡大。。。まさにぴぇん越えてぱぉん。。。。ぱぉんの次を作ってくれ若者たち。

 

新規購入した機材を使いたいですし、星宿メンバーの中には星空案内人の資格?を取った方もいるみたいで、是非満点の星空の下で語り手を披露してほしいですね。

語り手はやる方も聞く方もとても勉強になります。

もう覚えていないですが大学時代、先輩監修の元練習させられた思い出があります( ;∀;)

 

星宿HPもとてもクオリティ上がっていますし、せっかく天文に興味を持って訪れてくださる方々も多いのでもう一段階天文色をあげても良いのではと思い、下記をテーマとしたコラム的なものを書いてみることにしました。

 

テーマは
「NASA、ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた最新の宇宙の姿」

 

(゚∀゚ノノ゙パチパチパチパチ

NASAのHPでは最新の宇宙情報が随時更新されています。

またハッブル宇宙望遠鏡が捉えた写真なども無料で公開されています。

でもそこに記載されている内容はさすがNASAで研究されているだけあってあまり理解できるものではありません。

そこで記事を厳選してHIDAでも理解できそうな且つ興味の湧いた内容をかみ砕いて紹介していこうかなという企画です。

まぁHIDAの新しいお家時間のお遊び程度なのでいつまで続くかわかりませんがなかなか星宿の日記や活動記録更新ができない間の定期活動としたいと思います。

 

ではさっそく、第1回目は「ハッブルが捉えた最新の土星」です。

土星といえば太陽系惑星の中でも1,2を争う人気の惑星です。

故に土星の画像は沢山存在します。

有名なものは後に記載します土星探索機カッシーニが捉えた写真、またCG再現された綺麗な画像もあります。

 

今回はそんな数ある星写真の中でもハッブルが捉えた最新画像(2020年7月23日公開)とそこから解明されたことを記載したいと思います。

まずはハッブルのHPに掲載された写真です。(無料でDL公開されています。)

リンク

 

ハッブルが付けたタイトルは「Hubble Sees Summertime on Saturn」=「土星の夏時間」です。

タイトルの意味するところは何でしょうか?

それはこの写真から土星の季節がみられることを表しているらしいのです。

そもそも土星などの巨大ガス惑星の表面はアンモニアの結晶等で黄褐色に見えています。

しかし今回の写真ではカラーフィルター、合成を行うことで北半球の上にわずかに赤みを帯びた靄が見えているようです。

 

NASAではこの現象の原因を次のように説明しています。

・増加した太陽光による加熱により、大気循環を変化させたり、大気中のエアロゾル(気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子と周囲の気体の混合体)から氷を除去した可能性がある。

別理論として

・夏の間の太陽光の増加が、生成される光化学スモッグの量を変化させている。

 

さすがにこれを理解するのは難しいですね(笑)

要約すると北半球に見られた赤みを帯びた靄は太陽光の当たる時間が増加する夏時間の間に見られる現象だということです。

 

この写真にはもう一つ季節を思わせる内容が写っているようです。

北半球が夏ということは、南半球は冬ですよね?この考え方は地球と同じようです。

そして写真の北半球をみるとわずかに青みがかっていますね。

NASAは土星の冬の半球の変化を反映していると記載しています。

 

この現象の確認に関してNASA研究員さんも次のようなコメントを出しています。

「It’s amazing that even over a few years, we’re seeing seasonal changes on Saturn.」
(数年以上もの間、土星の季節変化が見られるのは驚くべきことです)

 

そういえば他の惑星の季節なんて考えたことなかったですね。

火星とかは将来の移住先として検討の余地があること、地球と似た地質から季節がありそうなイメージはありますが遠く離れた土星にも存在するとは。

そしてそれが目に見えて確認できたということが大きな発見なんだと思います。

 

今回のNASA記事の後半にはこの写真からわかることとして土星の輪の構造を解決していけると記載されています。

輪がいつどのようにして形成されたかは、依然として太陽系の最大の謎の1つと言われています。

写真の解析及び今後の観測でそれらが解明される日も近づいてくるのかもしれませんね。

 

難しい説明が続いたので残りはおまけ集を(^^)/

今回の写真には実は土星の衛星2つもくっきり写っているようです。

HPにあげられている2枚目の写真です。

右側がミマス、下部がエンケラドスです。

 

土星を一般の望遠鏡で観測することはできますが土星の衛星はとらえられないんですよね~。

有名な衛星として「タイタン」が見れるかどうか?かな?

先述した土星探査機カッシーニが捉えた写真から作られた土星と輪に近づく映像は下記で見ることができます。

 

CGではないのでなかなかの臨場感で引きこまれます。是非ご覧ください。

 

ちなみに我らが星宿の活動でも少し面白い土星の動画を過去に撮影しております。

2018.07.15の活動日記

 

 

にてスマホカメラで撮影した土星の動画をあげていますのでこちらも是非。。。。

カッシーニ映像の後では見劣りしますが小さな観測でもしっかりとした映像が取れることをアピールしたい。

 

...

...

 

第1回目はこのあたりで終了したいと思います。

内容難しいですかね?

NASAのHPは随時最新の宇宙情報が公開されています。

せっかく天文活動をしている星宿なのでそれら情報を共有させていただき、今後の活動時に「あ、あの記事で書かれていた内容だ!」と身近に思っていただけたらなと思います。

その為、この記事ではNASAの発表内容、その他論文の内容を極力かみ砕いてやさしく記載し進められたらなと思ってます。

 

 

次回。。。。。。。。。

 

つい先日ハッブルが捉えたいっかくじゅう座V838星の特集が放送されていました。

せっかくなのでそれに関して記載したいと思います。

 

キーワードは
ライトエコー
高輝度赤色新星

 

難しい単語が並んでいますね(;^_^A

でもとても神秘的で綺麗な変光星なのです。

ではその写真を掲載して、また次回!

 

ヾ( ´ー`)ノ~ばーい

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