MBTIとオリガミ望遠鏡による天王星観測(HIDA)

 

こんにちは!

今年ももう4月が終わろうとしています・・・
関西天文サークル星宿のHIDAです^^

コラム第26回目になります。

春を終えて梅雨、夏に向かって行っていますね~
まだ4月なのに夏日並みの気温になる日も出てきていますよ・・・・

年々暑くなるのが早くなっている気がしますね。
私は春と秋が好きなのでこの気温が安定した期間が増えてほしいのですが(;^_^A

 

余談 MBTI(マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標)

 

さて、ここ2か月程、悪天候により星宿の活動が中止になってしまいましたね(´;ω;)ウゥゥ
別途星宿主より日記も上がると思いますが4月の活動も残念ながら雨で天体観測をすることはできませんでした(´;ω;
)ウゥゥ

 

 

ですが4月は1泊のイベントだったので参加者とお話やゲーム、観光をしたりと楽しく過ごしました。
久しぶりに参加者の皆さんとお話をしましたが、やはり星宿は面白い集まりですね!

 

 

いろんなお仕事や学業をされている方、変わった趣味や共通の趣味を持っておられる方など多種多様な方々が参加してくださっています。

筆者は話を回すよりも、もともと聞き専特化型なのでそこから派生して相手の情報を聞き出すのが得意だったりします笑

「情報」こそコミュニケーションにおける全てだと勝手に思っているのでΣ(ノ∀`*)ペチッ
ですが最近はそこに心理学的な要素を学んで取り入れてみたりしています。

会話の内容から「こういうタイプの人なのかな~」とか想像してしまい、いわゆる人間観察的なことをしてしまいます。

単に事なかれ主義者が世の中を上手く渡って行きたいが故の趣味なので引かないでいただきたいのですがw
ただ、他人を観察するのもいいのですが、自身の事を知ることも大事だなとも思うのですよ。

そこで余談で書きたかった内容に入っていくのですが、この自身の性格診断の一つとして有名な「MBTI」というものをみなさんはご存じでしょうか^^?

 

「MBTI」内観的な自己申告型診断テスト

 

MBTIとは(Myers–Briggs Type Indicator、マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標)と言うもので、「個人がどう世界を認識し、物事への決定を下すかについての心理学的な選好を示すことを目的とした、内観的な自己申告型診断テストである」とWikipediaには書かれています。

このMBTI、結構古くから存在自体はしているのですが、最近では中高生や大学生などの若者の間でも流行っているみたいで自身のMBTIを把握している人が増えてきているみたいです。

なお海外ではもっと常識的な存在でして、いわゆる自身の血液型と同等の認識力な存在だったりします。

具体的なMBTIですが、よくある質問に直観で答えて人の性格を以下の組み合わせから4つ選び出して判断するという、比較的簡単な内容になります。

 

 

つまり4×4の16通りの組み合わせに人の性格が分けられるというものになります。
そしてその16通りの結果事にあなたは○○タイプです、という感じで性格診断されるんですね。

例えば筆者はそれぞれの頭文字をとって「ISTJ」と診断されました。
そしてこのISTJは「=管理者タイプ」と診断されより詳細がズラズラ~と出てくるんですね~。

 

(https://tell-personality.com/16personality_summary_page/)

 

まぁ直観的に質問に答えていくのでおおよそ自身の性格通りだな~という結果に落ち着きます。
ですが、改めて自身の性格を再認識できるのですよ。
そしてこの4文字を伝えるだけで相手に自身の性格タイプを容易に伝えることもできるということになります。

 

より詳細が気になる人は公式サイト等も存在していますので是非確認してみてください^^

https://www.mbti.or.jp/what/

 

筆者が受けたのは下記サイトの診断です。

https://www.16personalities.com/ja

 

この手の性格診断でよく見かける、歴史上の偉人や最近では人気アニメキャラをMBTIで分類し、「あなたは○○と同じタイプですね~」と比べるものも出ていたりします。

 

(https://narukinhonda.com/narushinrigaku/mbti/character.html)

 

血液型性格診断だと毛嫌いされる方もいますし、何より科学的根拠も無いですからね、個人的にはMBTIの方が好きです^p^
(※MBTIもあくまでも心理学的診断の為信憑性に関してはいろいろと論争しているみたいですが笑)

と、まぁ天文とは全く関係の無い内容だったのですがいろんな方と交流できる星宿で、筆者が密かに楽しんでいる内容の一つを書いてみました^p^

・・・とは言え、イベントで出会っても警戒せずにお話してくださいね!!笑
MBTIを紹介したかっただけなので(;^_^A

 

╰( ^o^)╮-=ニ=一=三 【閑話休題】 三=一=ヽ(・ω・ヽ*) キャッチ!!

 

天王星

 

さて今回もNASAが出しているジェイムズ・ウェッブサイトの記事を紹介していこうと思います。

ジェイムズ・ウェッブとはジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のことで、筆者の過去コラムで何度か取り上げた「オリガミ望遠鏡」の正式名称になります。

 

筆者が新しい物好きなのでやはり最新の面白記事を紹介したくなりますね~
ハッブル宇宙望遠鏡さん、ごめんね、推し変します・v・

以下がそのHPとなります。
https://www.nasa.gov/mission_pages/webb/main/index.html

 

今回の記事は4月に書かれた最新の天王星の姿に関する記事です。

 

タイトルは
「NASA’s Webb Scores Another Ringed World With New Image of Uranus」
=「NASAのウェッブは、天王星の新しいイメージで別の環状世界を獲得します」
(Apr 6, 2023)

 

天王星と言えば太陽系7番目の惑星であり、土星のような環が90度傾いた独特な姿をしていますね。
英名はウラヌス(Uranus)で表面が青緑色をした惑星としても有名です。

下記は1986年に無人惑星探査機「ボイジャー2号」によって撮影された天王星と環の姿になります。

 

(https://gendai.media/articles/-/69867)

 

この画像撮影時、ボイジャー2号は現在の地球と月の距離の5分の1以下まで近づいて撮影したと言われています。

これだけでは天王星という感じもせず、イメージもつかめませんね?

 

皆さんが見たことのある天王星と言えば例えば↓ではないでしょうか?

(https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/5152/)

 

これはハッブル宇宙望遠鏡がとらえた天王星であり、筆者が見たことのある天文図鑑に載っていたのもこの辺りの画像だった気がします。

天王星自体は1781年に発見されおり数々の調査が行われてきました。
ここまでくると調べつくされているのでは?とも感じる方もいるかもしれませんが、さすがは宇宙・・・どれだけ人類が時間をかけても、解明できていないことは無数にあるのです。

むしろこの250年など太陽系の歴史からしたらほんの数秒?数ミリ秒?程度なので、簡単に解明されたらたまったものでもないのでしょうね(;^_^A

 

ですが人類もただただ時間に身をゆだねているだけではありません!
解明にかかるこの時間を少しでも短くしていける手段の一つが、技術の発達です。

そうです、オリガミ望遠鏡がまさにその技術の結晶なのです(/・ω・)/
今回、オリガミ望遠鏡は何を見つけてきたのでしょうか?

まずはオリガミ望遠鏡が捉えた天王星の姿を見てみましょう^p^

 

オリガミ望遠鏡が捉えた天王星と11の輪

 

 

綺麗ですね~宇宙に転がるビー玉みたいです。
(・・・久しぶりにビー玉ってつぶやいたけどビー玉って死語じゃないよね?・・・・え、今も存在しているよね(;^_^A )

最近はAIアートなどが流行っているので現実味のない宇宙の姿は特にお絵描きなのではないかと思ってしまいます。

 

記事ではこの画像を以下のように賞賛しています。

「The new image features dramatic rings as well as bright features in the planet’s atmosphere.」
= 新しい機能画像は、劇的なリングと惑星の大気中の明るさを特徴としています。

 

まず環(リング)について” dramatic rings”と触れていますね。
確かに今回の画像では環の姿が鮮明に写されています。

私にとっては「お~リングが綺麗に写されているな~」というような驚きなのですが、研究者達の驚きはそこではありません。

写されたリングの“数”に驚きがあったそうです。

記事によると天王星には13個の既知の環が存在するようです。

その内、9つは惑星のメインリングとして分類されています。
次に2つは天王星に最も近い環でゼータリングと呼ばれています。これはボイジャー 2号による 1986 年のフライバイまで発見されなかった、より暗いダストリングです。

 

今回の写真から観測できたのはこの11の環のみだけのようですが、11/13の環が天王星と共に鮮明に捉えられた写真に非常に感動されたようです。

残る2つは最外殻側に存在する環です。

これは2007年にハッブル宇宙望遠鏡にて発見されたそうなのですが、その存在はかすかに見える程度だそうです。
その為、今後の観測で写真にその姿が鮮明に映ることを多くの研究者は期待しているようです。

 

天王星の極冠(きょっかん)

 

次に惑星の大気に関して“bright”と表現されています。

先ほどの天王星の写真をもう一度ご覧ください。
全体として水色の天王星の右側が白くなっていますね。

これは“極冠(きょっかん)”と呼ばれる部分になります。

 

極冠:惑星や自然衛星の氷に覆われた高緯度地域を指す 。極冠の定義条件として、氷の大きさや組成は問われない。また氷が陸上にあるという地質学的条件も問われない。条件となるのは、極地方にある固体物という点だけである。(by Wikipedia)

 

地球でいうところの北極や南極の氷に覆われた地域のことです。

記事によると天王星の極冠は太陽に面した極側に存在し、夏に極が直接日光を浴びると明るくなるように現れ、秋になると消える特徴があるようです。

極冠そのものはハッブル宇宙望遠鏡等が捉えた写真からも見ることは可能です。

ですがオリガミ望遠鏡が捉えた写真からはこの極冠の中心で明るさが僅かに強化された部分が見られたのです。これはハッブル宇宙望遠鏡やケック天文台のような強力な望遠鏡でも捉えられず、捉えたオリガミ望遠鏡の近赤外線カメラ(NIRCam)の強みになるといわれています。

明るさが強化された部分のメカニズムは現在解析中だそうです(・x・)

ついでに・・・写真をよく見ると一部とても明るい部分がありますね。(下記青丸部分)

 

 

これは雲であり天王星では典型的な嵐のような強力な環境下にある可能性があると記載されています。

最後にもう一枚オリガミ望遠鏡が捉えた天王星の写真を見てみましょう。

 

 

天王星には27個の既知の衛星が存在しています。
オリガミ望遠鏡はこの多くを捉えたと書かれています。上に載せた写真は天王星を引きで撮影したものになりますが、この中では主要な明るさである6つの衛星が写っています。

残念ながら他の衛星は小さすぎてこの写真内では見ることができないようですが。

 

おわりに「【神秘】天王星に落ちた者の末路……」

 

さて今回は「天王星」をテーマとした記事を紹介しました。

今の中学理科の教科書や天文図鑑等に載っている惑星の写真ってどの写真になるのでしょうね?
天王星に限らず他の太陽系惑星や銀河、星雲などの写真はオリガミ望遠鏡によってより実態を捉えた鮮明なものとなっていっていますが、教科書や図鑑の写真もいずれは変わっていくのでしょうかね~

ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた写真でも十分興味を惹かれましたが、より鮮明な写真に変わることで今後天文に興味を持ってくれる方が増えるといいですね^p^

最後に恒例のYouTube「バイエンスチャンネル」天王星ついて解説されている動画を紹介したいと思います。

タイトルは「【神秘】天王星に落ちた者の末路……」

 

 

ではまた次回

( ´Д`)ノ~バイバイ

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