こんにちは!
今年も残り355日を切りましたね、早いものです・・・
明けましておめでとうございます、関西天文サークル星宿のHIDAです^^[
みなさま昨年はたいへんお世話になりました。
今年も引き続きコラムを書き綴って行きますので、星宿共々どうぞよろしくお願い致します。
余談 うさぎ
今年も無事、おみくじ大吉発進することができました!
2年連続は珍しいです、あんなに小吉祭りだったのに。。。
お正月は毎年、その年の干支にまつわる神社に初詣に行っています。
友人が干支みくじにハマっているようで、それに付いて行っている形なのですが毎年初めましての神社に行けるので結構楽しんでいます^p^
今年は卯年ということで宇治神社(〒611-0021 京都府宇治市宇治山田1)に行きました。
この通り↓、この神社には正しい道へと導く「神使のみかえり兎」が崇められております。
うさぎと言えば、星座にもうさぎ座がありますね。
マイナーな感じもするのですが見つけやすさや、ちょっとかわいそうな神話から天文好きには結構好まれている星座でもあります。
ちょうど冬の星座でもありますし、次回のイベントで久しぶりに探してみようと思います^p^
https://kids.yahoo.co.jp/zukan/astro/winter/0002.html
先にも書きましたがうさぎ座の神話はかわいそうと言いますか、そもそも神話自体は存在していないといわれておりオリオン座の近くにあることから、後の天文詩達にいろいろ残念な物語を描き出されたと伝えられています。
興味ある方はぜひ調べてみてくださいε=┏(·ω·)┛
とは言え、うさぎは星座や干支だけでなく日本の古典や昔話、月の模様に例えられたり、ことわざに使われるなどその存在は古くから神秘的+愛くるしさで人々と深い関りがある存在でもあります。
「かちかち山」や「因幡の白兎」などが有名ですね。
またウサギはおとなしく、穏やかなイメージがあります。
このことから安全の象徴としての意味を持っていると言われています。
さらにその跳躍力から飛躍、向上という意味も持ち合わせています。
星宿も今年は飛躍の年にしたいですね(U。・×・。U)
余談の最後に、2023年の一粒万倍日と天赦日が重なるのは下記だそうです!
1/6(金)、3/21(火)、8/4(金)
一粒万倍日と天赦日が重なる日は最強の開運日であり何かを開始、購入する日としては最高の日
言われています。
毎年ラジオで島田秀平さんが教えてくれるのですがついついその日を忘れて過ぎ去っていくのですよね・・・
今年はスケジュールにメモしました(笑)
年初めということで縁起のよさそうな余談にしてみました^p^
╰( ^o^)╮-=ニ=一=三 【閑話休題】 三=一=ヽ(・ω・ヽ*) キャッチ!!
水の惑星
さて今回の記事ですが従来通りNASAが出しているハッブルサイトの記事からです。
タイトルは
「TWO EXOPLANETS MAY BE MOSTLY WATER, NASA'S HUBBLE AND SPITZER FIND」
=「NASAのハッブルとスピッツァーの発見によると、2つの太陽系外惑星はそのほとんどが水である可能性があります」
(December 15, 2022 11:00AM (EST) Release ID: 2022-048)
皆さんは地球外生命体の存在を信じますか?
今回の内容とは関係ないですが、皆さんは地球外生命体の存在を信じますか?
私は地球外生命体は“いる”派です^p^
まぁ、地球外生命体っていうと定義的には「知能の高低は問わず、知的生命でないものも含む 」なのだそうで、要は地球以外で生きていれば地球外生命体なのだとか(・v・)
私個人的には”水”さえ存在していればその環境に適応した生命体が生まれると思っています。
※現実にはもっと条件が必要なのでしょうか、ロマンがなくなるので深くは追及しません・・・
で、今回の記事はその水が存在する太陽系外惑星を確認した、というものになります。
「※太陽系外惑星:太陽系の外にある、太陽以外の恒星を公転する惑星である。」
スーパーアース「ケプラー138c」と「ケプラー138d」
発見したのはこと座の218光年離れた位置にある赤色矮星ケプラー138を周回している1組のスーパーアース「ケプラー138c」と「ケプラー138d」です。
スーパーアース:太陽系外惑星のうち地球の数倍程度の質量を持ち、かつ主成分が岩石や金属などの固体成分と推定された惑星のことである。 スーパーアースの範疇については、おおむね地球質量の数倍~10倍程度とされるが、現在のところ固定的な定義はない。
実はこの1組の惑星はNASA のケプラー宇宙天文台によって 2014 年には発見されていました。
今回の報告ではスピッツァー宇宙望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡による追跡調査により、その惑星の大部分が水で構成されているに違いないことがわかった、というものになります。
Two Exoplanets May Be Mostly Water, NASA's Hubble and Spitzer Find (hubblesite.org)
水で構成された惑星というとやはり最初は地球をイメージしますよね。
次は色や名前から海王星、次いで天王星とかでしょうか?
・・・・みなさん、一応伝えておきますが海王星や天王星は青色の写真をよく見ますが、地球の海の様な”水”は
存在していません!
水になりうる氷は存在していますが表面は水素やメタンなどでできているガス惑星です!!
科学的な定義で図鑑などには水と記載されてはいますが。
http://vastuniverse.suki-ari.net/page/taiyokei/neptune.html
要は太陽から離れすぎているので寒すぎて水も全て氷になっちゃうのですよね。
青く見えている理由はその氷塊の外側に存在している赤色を吸収して青色を出す性質があるメタンガスのせいです^p^;
「では今回発見された惑星ももしかして色が青いだけのガス惑星なの?」
いいえ、今回見つかったのは正真正銘の”水”で構成された惑星になります( ¯ ꒳¯)
天文学者は、「太陽系で見つかった惑星とは異なり、真の「水の世界」である一対の惑星」と称しています。
スーパーアースで”水”がある!
それはもう地球と同一惑星ではないのか (゜Д゜) !?
・・・それがなかなか同一の物発見とまではいかないのですよね~
この地球外惑星、水はありますが地球の海の平均的な深さの少なくとも「500倍の深さの地球規模の海」があるとのことです。
NASAが出した構成図は以下です。
Two Exoplanets May Be Mostly Water, NASA's Hubble and Spitzer Find (hubblesite.org)
スーパーアースということで地球と似た構成はしていますが・・・「High-pressure-water(高圧液体)」と書かれていますね(;^_^A
その上、惑星表面には「Water-vapoure(水蒸気)」とも書かれています。
海は存在しているのですが超高圧であり、表面には陸はなく高温の蒸気でできた高い密度の大気が存在しているだけと予想されています。
水はあれど、人が住めるどころか、生命が存在できる環境ですらなさそうな、もしくは過酷すぎる環境の様です
( ̄◇ ̄;)
ですが、大事なのはこれら調査結果がどういうことに繋がるかです!
今回の調査、実は”水”の存在を直接発見したわけではないのです。
そうですよね、遥か彼方に存在する惑星の”水”の存在を直接確認するのは今の技術では不可能です。
どうやって水を見つけたのか
では賢い学者さんたちはどうやって水を見つけたのか、記事にはこのように書かれています。
水はケプラー 138 c と d で直接検出されませんでしたが、惑星のサイズと質量をモデルと比較することにより、天文学者はその体積のかなりの部分 (最大で半分) が、 岩石より軽いが、水素やヘリウム (木星のような巨大ガス惑星の大部分を構成する) より重い。
これらの候補物質の中で最も一般的なのは水です。
そしてこのようにまとめています。
「以前は地球よりも少し大きい惑星は、地球を拡大したものと同じように金属と岩石でできた大きな球体であると考えられていました。そのため、それらの惑星をスーパーアースと呼んでいました」
「しかし、これらの 2 つの惑星、ケプラー 138 c と d は性質がまったく異なり、全体の体積の大部分が水で構成されている可能性が高いことが示されました。これは、水の世界のこれまでで最高の証拠です。 天文学者によって理論化されたタイプの惑星です」
今後発見される地球外惑星はハッブル宇宙望遠鏡などによってそのサイズ感などある程度の情報が得られると、今回のモデルと比較することで水の存在を容易に判断することができるのですね。
先にも述べましたがスーパーアースとは「地球の数倍程度の質量を持ち、かつ主成分が岩石や金属などの固体成分と推定された惑星」であり、水の存在までは含んでいないのです。
ですが今回みつかったのはスーパーアース+水の存在です。
スーパースーパーアースとかになるのですかね(?・・?)
少しずつ・・・・地球と同等の惑星発見に近づいている感じがありませんか?
そしてその解明は、地球外生命体存在を裏付けることにも近づくのかもしれません!
楽しみです( ¯ ꒳¯)
以上が今回のコラムとなります。
海の深さを味わっていただきたく...
水の発見にも驚いたのですが、個人的にはこの記事を読んだとき地球の海の500倍の深さ・・・・ここに恐怖を感じましたね(⦿_⦿)
海は好きなのですが、たまに流れてくる海の深さを表す画像には恐怖を感じます。。。
地球の海にですら日の光が届かない世界、深遠ではなく深淵が存在するのに、その500倍って。。。。
相変わらず宇宙に存在するものは規格外だなと感じます(;^_^A
そこで今回は宇宙ではなく、海の深さを味わっていただきたく、恒例「バイエンス」の動画を紹介します^^
タイトルは「【深淵】マリアナ海溝の最深部に落ちた者の末路...」
このチャンネルはショート動画なのに分かりやすく、伝わりやすく、聞き心地のよい声量でとてもお気に入りです^p^
ではまた次回
( ´Д`)ノ~バイバイ