(2022.12.18 追記)
結局まだ届いていません。
たぶん開発断念していると思われます。。
明けましておめでとうございます。
2021年も天文サークル星宿はのびのび活動していきます✨
さっそく新年早々面白そうな情報が入っていますので共有します。
目次
今年、最新の天体望遠鏡「Hiuni」が星宿のもとに
Hiuni(ハイユニ)とは、2018年の6月頃にアメリカのクラウドファンディングで開発が決まった最新の天体望遠鏡のことです。
当時は星宿でも面白いなーっていうことでこんな記事を書いていました。
2年半前、お金のなかった星宿は共同で出資してこのHiuniを購入しようという計画を出したのですが、本当に開発されるかもわからないものにお金を出してもらうのはちょっと、、ということで開発の目途が立つまで共同購入計画を停止していたのです。
とはいえアメリカのクラウドファンディングで買えるのは2018年6月のみ。
物欲に負けた私はサークル運営のポリシーを捨て、私費で出資していたのです。
もし開発がうまくいかなかった場合は1人で泣く覚悟を決めて。
そして2021年1月現在、開発が終わり量産体制に入ったとの情報が入り、今年中にはHiuniが送られてくるだろうという段階に入りました。
これでやっと共同購入の話が再開できるかなーと思っていたところなのです、、が、、。
先週1月5日、予想外の展開がありました。
と、話に入る前にそもそも「Hiuni」って何??ってところを改めて簡単にご紹介しておきます。
望遠鏡革命!Hiuniの使い方は「ただ置くだけ」
ここからの情報は2018年計画段階のものです。
実機が届いたら改めてレビューします。
Hiuni(ハイユニ)とは、ざっくりいうと天体望遠鏡の部品全て+カメラを一体化させたものだと思っています。
まずはこれを見てください。
このHiuni、ただ置くだけで使えるんです。
組み立てる必要もなければ、ややこしい設定などを覚える必要ありません。
鏡筒
赤道儀or経緯台
三脚
ファインダー
接眼レンズ
微動ハンドルなど
<準備>
①運び出し
②組み立て
+極軸合わせなど
②ピント調整
Hiuni(三脚取外し可)
スマホorタブレット端末
<準備>
①事前に充電
②Hiuniを置く
<使い方>
スマホorタブレット端末でポチ
上は一般的な例ですが、普通の天体望遠鏡は部品が多いうえ全てが日頃触ることのない専用機器なので、初心者にとっては果てしなく手を出しづらい面倒なものなんですよね。
もちろん各部が分かれているからこそ汎用性があって、いろんなことが出来るんですけどね。
Hiuniならタブレット端末で見たいものを選ぶだけで自動で導入してくれます。
ただ星を見るために煩雑な天体望遠鏡の使い方を覚える必要はもうありません。
洗濯板から洗濯機に移り変わったような、そんな技術革新が天体観測の世界でも起ころうとしています。
最短1分で宇宙を見ることができるのがHiuni。
使いやすさは天と地の差。
比較対象にならないくらい簡単です。
これから始める初心者の方は、Hiuniから天体観測の世界に入ったほうが楽しめるのはもう間違いないでしょう。
いや、まだ実機を触ったことはないんですけどね。
今星宿がHiuniを欲しているように、すでに天体望遠鏡を使っている方にとってもHiuniのメリットは大きいはず。
だってこの寒い中、凍てつく天体望遠鏡を触る必要がないんですよ。
バランス調整も極軸調整もピント合わせも何もいらないんです。
HiuniがGPSで勝手に位置を判断し、いつの間にかアライメントを行い星を自分で見つけて追尾し続けます。
そのぶんHiuniに拡張性はありませんし、覗き穴さえ用意されていません。
でもね、人は楽を覚えたらもう戻っては来れないんですよ。
「必要十分」
私がHiuniを一言で表すならこれですね。
快適に「星を見る」ことだけに特化して、それ以外を全て切り捨てたような今までにない天体望遠鏡。
デジタルなので、もちろん見るだけじゃなく撮ることもできます。
天体望遠鏡で写真や動画を撮るときの労力を考えてみてください。
あの手間が「ただ置くだけ」に代わるんです。
凄くないですか。
いや、まだ実機を触ったことはないんですけどね。
目で覗く宇宙より、映し出した宇宙のほうが綺麗
あとは私が個人的にメリットだと思っているのは、結局のところアナログで見る宇宙よりデジタルで見た宇宙の方が綺麗なんですよね。
この画像はイメージですが、天体望遠鏡を覗いて目視で見る(左側)のと、天体望遠鏡にカメラを繋げて撮った写真(右側)では全くの別物になります。
人の目は瞬時に光を処理し続けていますが、カメラはずっと光を溜め込むことができますから。
銀河や星雲などの深宇宙は目視だとうっすらとしたモヤにしか見えないんですよね。
開発中のHiuniで撮影されたもの。「20 photo stack」とのことですが、Hiuni内で編集されたものか取り出した後に編集されたものかは分かりません。
もちろん実際に宇宙を直接見ているっていうアナログの魅力も大事だとは思っています。
思ってはいるのですが、天体観測初心者の方に見せた時どっちが喜ばれるのかっていうと、やっぱり右側だと思うんですよね。
リアルタイムで見ているという感動はそのままに、目視以上の深宇宙をタブレット端末を通して見ることができるのがHiuniです。
開発前の企画時には初心者向けの教育アプリ的なメリットを強調していましたが、とりあえず上げた2つ「置くだけで使える」「目視より見える」これだけでも凄いと思うんですよね。
何を求めて天体望遠鏡を選ぶかだと思うのですが、このHiuniがハマる人も多いんじゃないでしょうか。
別にHiuniが売れようが売れまいが星宿は関係ないので、また実機を手に入れたら辛辣にレビューしたいと思います。
コンセプトが良くても、いざ使ってみてすぐ壊れたりエラーが出るようじゃダメですからね。
Hiuniが日本でも発売されるかも!
と、Hiuniの紹介はこれくらいにして1月5日にあった驚きの展開について話を戻します。
そもそもHiuniはアメリカのクラウドファンディングがスタートなので、当然日本から買うには高ーい輸送費用を払って輸入する必要があったんですよね。
すでに私も輸入代を支払い済みです。
ですが、この開発を終えた段階を迎えて日本でも販売する話が出ているそうです。
日本のクラウドファンディングサービスを展開する「Kibidango」さんがHiuni販売のプロジェクトを立ち上げています。
Hiuni|自動で天体をトラッキング!アプリ対応のスマートで多機能な望遠鏡(By Hiuni事務局) - クラウドファンディング | Kibidango【きびだんご】
いいですね!これで日本でも安く簡単にHiuniが手に入れることができそうです✨
2年半前に開発が無事に進むかも分からないものをビビりながら購入してしまっていた私としては「結局安全に日本で買えるんやん!」と遺憾の意を表明するところです。
でもいいんです。
実は1月5日、星宿に上記の「Kibidango」さんから面白い話をいただいたんです。
Hiuniのクラウドファンディングを星宿が監修、、するかも
冒頭の驚きの展開!の続きがこれ!
Kibidangoさんから「Hiuniのクラウドファンディングの検証・監修をお願いできないか」とのご連絡があったんです✨
新型コロナ下で公式イベントを休止している私は思いました。
「新しい遊びがやってきた!」
すぐに快諾しました。
星宿には"星のソムリエ®"有資格者や天文台で研究していた人、宇宙関係の仕事をしている人、天体望遠鏡を持っている人などいろんな人がいます。
難しいことはきっと彼らがやってくれることでしょう!
ということで、Kibidangoさん側が他に魅力的な相方を見つけない限りはきっと星宿が協力することになると思います。
いやね、一応聞いてみたんですよ。
「なんで星宿なんですか?」って。
そしたら、天文系のメディア等々に当たったものの協力を得られず、まわりまわって星宿にたどり着いたとのこと。
...でしょうね!と。笑
だって、私たちただの社会人サークルですもの。
ノンビジネス。遊びとしてHiuniを検証したり、情報を提供することはできますが労力のかかることは出来ないですよとお伝えはしています。
そのかわり格安というか、Hiuniの現物支給だけで協力できる点は星宿のいいところ。
ちなみに打ち合わせやHiuniの所感など自由に書いていいとの許可も貰っています。
なので好き放題書いていこうと思っています。怒られるまで。
協力はしますが、Hiuniのクラウドファンディング自体が成功しようとしまいと星宿は一切関係ないですからね。笑
情報提供や内容の監修はきっちり行いますが、その分遊ばせて頂かないと割に合わないですもの。
そりゃあ成功するに越したことはないし応援もしますが、そこはノーサイドでHiuniのリアルをお伝えします。
それでは、協力が確定したらまずはHiuniが送られてくると思いますのでまた報告したいと思います。
使い物にならないと判断したら返却してこの話は終わりです。
KibidangoさんからHiuniをいただかなくても既に買っちゃっている分はそのうち届くんですけどね。
ちゃんと使えるものであることを願うばかりです。
...ん?
結局KibidangoさんからHiuniをいただけるなら、当初予定していた共同購入なんかも必要無くなるわけで。
すでに私費で買っちゃった分の費用回収出来なくない...?
...