こんにちは!イワサキです!
公式のイベントとして私が観測会を企画するのは初めて!
兵庫県にある「猪名川天文台」に行ってきました!
もともとは奈良県の布目ダムに行く予定でしたが、天候を考えて兵庫県に振り替えです。
めっちゃ快晴!
今回のイベントは男性4名、女性3名の計7名、その内、初参加の人が女性1人でした!
集合も大幅に遅れることもなく、皆さんしっかりと指定時間に集まっていただきました!本当にありがとうございます……!
そしてこの日は快晴予報!意気揚々と準備をし、ガソリンスタンドで給油!もう前日からめっちゃ楽しみでした!
そして15分ほどで梅田から出発!道中、コンビニで晩御飯を買ったり、別の車チームからたい焼きをいただいたりと、和気あいあいしながら観測地へ向かいました!
猪名川天文台へ
梅田から1時間弱、待っていたのは最高の夕焼けでした!
すごくきれいですよね…‥、地上の黒い影から赤い夕焼け、濃淡な青色の空までのグラデーション、専門用語ではマジックアワーなんて表現するらしいですが、本当に手品を見せられているかのような空の色です。
さらにもう一つ素敵な出来事がありました!
この日はスターリンク衛星が打ちあがった直後で空を見上げると、綺麗な列をなした衛星を見ることができました!
昨日はスターリンク衛星(Starlink G6-49)が明るく見えました。2024年4月13日19時43分に、自宅から撮影した様子です(実際の速度で再生)。打ち上げ直後だったので、銀河鉄道のようでした。今夜(4/14)平塚では、19時47分頃に南西の仰角14度で地球の影に入ります。低仰角のため観察には双眼鏡が必要です。 pic.twitter.com/PVShn8bKsT
— 藤井大地 (@dfuji1) April 13, 2024
※参考URLです。撮影はできなかったのでお借りしてます。
これまで何度かスターリンク衛星を見たことがありましたが、こんなにも綺麗につながっている状態で見たのは初めてだったのですごく興奮しました!すごい迫力ですよ?1.5等星レベルの衛星が23個つながって見えるんですから!また皆さんと見れたらいいですよね!
観測準備へ!
今回は私の持てる全ての観測機器を搭載し、全力で観測会を行いました!それはもう準備にも時間がかかる、組立にも時間はかかるということで、他のメンバーに皆さんの案内をお願いし、1人もくもくと作業していました…‥!(誰かほめて!笑)
そして帰ってきた人達、
「上で自己紹介したわ~」と一声あり!
まさかの企画者抜きにしての自己紹介!!この緩さがいいですよね~!!(誰か慰めて!笑)
とそんな感じでいつも通り始まった観測会な訳ですが……、
空を見上げると三日月が!
そうこの日は星宿には珍しく、月があったのです!
普段新月週に観測会を行うことの多い星宿ですが、予定合わず翌週に回したことで三日月を見ることができました!実は以前から観測会で月をみんなで観たいな~なんて淡い感情を持っていたので、今回は夢がかなって嬉しかったです!
それに月があってもこうやって、工夫すれば星景写真や天体写真なんかにも挑戦できます!
本当に皆さん、素敵できれいな写真を撮られますよね!
1枚目はオリオン大星雲(M42&M43)とランニングマン星雲(NGC1977)が綺麗に写っています!2枚目はプレアデス星団(M45)、オリオン座、お月様の組み合わせですね!こちらも本当に綺麗です!
望遠鏡と双眼鏡でも観測を!
今回の天体観測会、本当に良い観測会だと思いました!みなさんに望遠鏡で月のクレーターを見ていただいたり、双眼鏡でプレアデス星団やオリオン大星雲を見ていただいて機材持ってきてよかった~と思いました!
※今回の記事の最後には双眼鏡の紹介コーナーを作っています。お時間があればそちらも是非お読みください!m(__)m
最後に
お手洗いで席を外したときのこと。
また、僕おらんやん~~~~~!!!笑
おわり ※双眼鏡コーナーあるよ!
双眼鏡紹介
いきなりですが……、双眼鏡を2台追加で購入しました。笑 きっかけは多くの人に星への楽しみ方の1つに加えてほしいと思ったことです。天体観測地に行って目で見る観測を行う人も多いと思います。その楽しみも充分に充分に理解できるのですが……、双眼鏡があればもう少しだけ見える世界が変わるよ……!!ということをお伝えしたかったのです。
双眼鏡と聞くと多くの人は「星を見るのに双眼鏡!?」なんて思う人もいるかもしれません。実際、天体観測を趣味にしていることを話すと「望遠鏡持っているの?」と聞かれることが多いです。理科の教科書の影響や多くのメディアの影響もあるでしょう。それに天体観測地にふらっと行ったときに大きな望遠鏡を出すおじさん達を見ていると、望遠鏡のイメージが優先されるのは十分理解できます。ただ、望遠鏡は組立の複雑さや置き場所の問題から中々一歩踏み出せない人も多いようです。
このまま「天体観測=望遠鏡」というイメージが先行してしまうと、天体観測に対するハードルが上がってしまうのでは?というある種の危機感は以前から思っていました。
そこで、今回、星好きの人にもっと色々知ってほしいという思いの元、2種類の双眼鏡を購入し星宿メンバーにもその実力を試していただきました。
【Comet Scan 15x70】
はじめにご紹介するのはサイトロンジャパンから発売されているComet Scan 15x70です。倍率は15倍、レンズ径も70㎜と大きめです。価格はおよそ\16,000です。名前からも分かる通り、Comet=彗星を観測することに焦点を当てられて作られています。もちろん、普段、月や星団を見るのにも使いやすいです。特にM45=プレアデス星団の観測をするときは全体を綺麗にカバーすることができ、ちょうどいい倍率と感じました。月を見るときは色収差が気になりましたが、価格を考えると充分すぎるスペックかと思います。
私が望遠鏡をセッティングするまでの間の時間に皆さんに月を見ていただきました。そのときの感想はこちら。
「うわーすごい!」「めっちゃ綺麗!」「おお!」
これまで望遠鏡を覗いてもらうたびに聞いた感想ではありますが、喜んでもらえるたびに買ってよかったな~と私も嬉しくなりました。
このあとSD103Sも出しましたが、感想はこちらのほうが大きかったです。笑 ただ、組立の大変さや置き場所のことを考えると、本当にコスパの良い双眼鏡と感じました。価格的にもちょっとした自分へのご褒美や誕生日やクリスマスのプレゼントにも向いていると思いますので、ぜひ店頭でお買い求めください!
【SI 525 SWAⅡ】
お次に紹介するのも同じくサイトロンジャパンから発売されているSI 525 SWAⅡです。倍率は5倍とはじめに紹介したものよりも低いですが、質量が500gほどなので星空観察やバードウォッチング、ライブ鑑賞など小回りが利くため活躍の機会の多い双眼鏡だと思われます。価格は¥16,000ほどです。こちらの双眼鏡は見た目からも分かる通り、非常に小型で手になじみやすい形になっております。ブルシートを地面に敷いて、寝そべった状態で星空を眺めるときなんかに丁度いいサイズ感と重さです。また、対物側と接眼側の全てのレンズにキャップを無くさないよう固定されているため失くしてしまう心配などはございません。特に夜間、星空を眺めているとレンズキャップをどこにしまったか分からないなることがあります。そういった心配もこの双眼鏡では起こらないのは素敵な配慮だと感じました。
双眼鏡をメンバーに使ってもらうと、「視界が広い!」「星のつぶつぶ綺麗~!」なんて声も聴くことができました。実際、この双眼鏡は見かけ視界が66°を超えており、双眼鏡を使った星空巡りも迫力が違います。本当に素敵な双眼鏡を買うことができたなと実感しました。
なお、双眼鏡のレンズの性質のためか月などの強い光源を覗いてしまうとゴーストが発生しました。こればかりは価格のことを思うと仕方のないことです。そういった問題を抜きにしても本当に使い勝手が良く、機動性もある素敵な双眼鏡と感じました。ぜひ店頭でお買い求めください!
【イワサキのおすすめ書籍】
※観測したメシエ天体を知るのにピッタリです!ぜひお買い求めください!